複合機の消費電力は? 印刷機器から始める電気料金の削減

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複合機の消費電力の削減について考えたことはありますか。複合機などの印刷機器は、頻繁に使うものなので、一度の消費電力が小さくても、積み重なればそれなりの電力となります。今回は、印刷機器の電気料金の削減についてお話します。

オフィスのエネルギー消費

まずオフィスは、どのような割合でエネルギーが消費されているのか見てみましょう。

経済産業省の「資源エネルギー庁」における2002年のデータ(オフィスビルの形態を表す指標であるレンタブル比(一般オフィス面積/当該オフィスビルの延床面積)が60%以上のテナントビルを対象に分類したエネルギー消費割合)によると、割合は以下の通りです。

  • 熱源 : 31%
  • 照明やコンセント : 42%
  • 動力 : 8%
  • 運送 : 12%
  • 給湯 : 1%
  • その他 : 6%

おおよその割合にするとこのようになります。熱源は機械などの熱であり、動力は給排水や昇降機、熱運送は冷暖房などになります。そしてその中で消費電力を大きく発生させる照明やコンセントは40%以上のエネルギーを占めます。

照明やコンセントのエネルギー消費割合は、オフィスのエネルギーの中でも最も割合が大きい為、可能な限り消費電力を少なくすることで、電気料金を削減することが可能な部分と言えます。

参照元:資源エネルギー庁:部門別エネルギー消費の動向

複合機、プリンタの消費電力

消費電力は印刷前と印刷実行後で異なります。レーザープリンタでもインクジェットプリンタでも、また複合機のプリンタでも、印刷実行前の電源投入時やスリープ時は消費電力が少なく、ウォームアップの復帰時の消費電力が一番多くなり、印刷中も消費電力はそれなりにあり、印刷後の待機時からスリープの間が一番消費電力が少ないです。

大まかにウォームアップ時の消費電力が多くは機種によっては1000Wにもなり、印刷中は半分ぐらいの500W、そして待機時は100W、スリープでは1Wぐらいになります。レーザープリンタとインクジェットを比べると、インクジェットプリンタの消費電力の方が少ないです。

レーザープリンタとインクジェットの消費電力

レーザープリンタ複合機
最大電力 : 1100~1300W
稼働時 : 500~600W
待機時 : 100~150W
スリープ : 1.5~4W

インクジェット複合機
最大電力 : 80~100W
稼働時 : 60~70W
待機時 : 9~10W
スリープ : 4~5W

上記の値はレーザープリンタとインクジェットプリンタの複合機の平均的な消費電力になります。どのメーカーのレーザープリンタやインクジェットプリンタの複合機を見ても、消費電力は同じぐらいと考えて良いでしょう。レーザープリンタだと最大電力は機種によって1100W~1300W、インクジェットプリンタだと最大電力は機種によって100W前後となります。

印刷機器から始める電気料金の削減

印刷機器の電気料金も、様々な工夫をすることで削減ができます。その方法を紹介します。

機能を利用する

1日中付けっぱなしにすることが多い複合機は、使っていない時間も多いですが、その時間も電気は消費しています。そこで活用すべきなのが、複合機に搭載されている省エネモードです。省エネモードは、待機時の消費電力を抑えて、印刷やコピーしないときは、電力をほぼ使わないという便利な機能です。

スリープまでの時間を延ばす

スリープモードまでになる時間は、複合機の設定画面で時間を決められます。印刷が終わってからスリープまでの時間を決められますので、短めに設定すると良いでしょう。また毎日定時期以降は自動的にスリープモードにするなど、曜日や時間での設定も出来ます。

複数の機器を統合する

オフィス内に別々の箇所に何個かファックスやコピー機、プリンタやスキャナーを設置しているなら、複合機で一カ所に集約するだけでも節電になります。単純計算でファックスとコピー機とプリンタとスキャナーの4つを、複合機1つにすれば、消費電力は4分の1ということになります。

また複合機で一カ所に機能を集約すれば、オフィススペースも整理できるために、オフィス内のIT機器などを整理する事もできます。

電力自由化への切り替え

オフィスの電気料金を安くするなら、安い電力会社の料金プランに変更するという方法もあります。すでに高圧電力や特別高圧の電気は自由化が行われており、2016年にはすべての電気の自由化が行われ、企業でも家庭でも誰でも、自由に利用する電気会社を選べるようになりました。

もちろんオフィス向けの電力会社も、自由に選択できますので、電力会社や料金プランを変更すれば、今よりも電気料金が安くなるかもしれません。電気料金プランにしても、昼間多く使う方向けや、週末に多く使う方向けのプランがありますので、勤務先のオフィスで電気を使う時間帯を調べ、それに合わせたプランに変更すると良いでしょう。

電力会社を変更するには、手続きだけで良く、大規模な工事などは必要ありませんので、会社の事業にも影響は与えません。

いかがでしたでしょうか?オフィス機器や複合機の消費電力を削減するには、省エネモードやスリープモードを上手く使うと、電気代を少なくできます。また今オフィスにあるプリンタや複合機などを見直して見るのも良いかもしれません。もしも電気料金が高いと感じたなら、電気会社や料金プランを変更すれば安くできるかもしれません。料金プラン自体安くできれば、会社の全体の電気代も安くできてお得です。

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