レーザープリンタに紙詰まり発生! 原因と直し方

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レーザープリンタを使用していると、ある時何かの原因で紙詰まりが起きるということもあります。このような場合は上手く紙を取り除ければ良いですが、無理矢理引っ張って紙を取ると、一部がプリンタ内部に残って大変なことになる、という場合もあります。紙詰まりを防ぐため、原因と対処方法を把握しておきましょう。

レーザープリンタに紙が詰まる原因と直し方

レーザープリンタで紙が詰まる原因は、主に以下の5つが考えられます。それぞれ対処方法も異なるため注意してください。

湿気

使用するコピー用紙が湿気を含むと、プリンタ内部でシワが出来たりして詰まりやすくなります。湿気で詰まるような場合は、根本的にコピー用紙の保管場所を考えるべきです。特に梅雨時期は湿気を含みやすくなります。湿気が少ない場所で保管する、用紙に乾燥剤を置いておくなどの対処方法があります。

静電気

コピー用紙が静電気を帯びていると、用紙同士がくっつきやすくなったり、プリンタ内部でもローラーにくっついたりして、紙詰まりしやすくなります。室内を保湿して乾燥させず静電気が発生しにくくする、用紙をセットするときは静電気を取るようなグッズを使うなどの方法があります。

ローラーの汚れ

プリンタは用紙を送るときは、ローラーによって紙を進めます。この給紙用ローラーが汚れていると、紙を上手く送ることが出来ず、紙詰まりを引き起こすことになります。特に汚れると摩擦力が低下し、給紙能力が落ちます。そのような場合はエアダスターなどを使用してローラーを掃除しましょう。

使用してはいけない用紙

プリンタに対応していないサイズの紙や、必要以上に厚みのある紙、一度に数枚給紙するなど、無理な使い方をするとすぐに紙詰まりを引き起こします。プリンタには対応したサイズと、プリンタ用の紙を使うようにしましょう。

用紙設定の間違い

プリント設定した用紙と違うサイズの紙を使ったり、用紙ガイドを使う紙に合わせて設定していなかったりと、設定などと違うような紙を使う場合も紙詰まりが起きやすいです。設定に沿った用紙を使い、用紙ごとにガイドも正しく設定しましょう。

給紙する時の注意点

給紙するときの紙のセットの仕方でも、紙詰まりが起きることがあります。用紙やプリンタ本体に問題が無い場合は、給紙の方法が不適切なのかもしれません。

紙はまっすぐ入れる

紙はまっすぐにセットして入れるようにして、斜めにしたりしないようにしましょう。斜めにしたりすると、途中で紙が曲がって折れてしまい、そこが紙詰まりを引き起こします。またシワのあるような紙は出来るだけ使用しないようにした方が無難です。

印刷途中での給紙はしない

印刷途中で新しい紙を給紙するのは止めましょう。印刷している時はローラーが動いてすでに紙を給紙している状態です。そのときに新しい紙をセットすると、その紙まで給紙され、2枚同時にローラーで紙が送られることになります。紙同士が滑って給紙されなかったりして紙詰まりが起きるので、印刷中の新しい紙の給紙は止めましょう。

最大給紙量を超えた給紙をしない

紙をセットしておく場所には、最大枚数以上の紙は置かないようにしましょう。紙を多く置けば置くほど印刷時にローラーに余計な圧力をかけて、ローラーが正常に動かないこともあります。また紙が多くセットすると、数枚一気に給紙されることもあり、紙詰まりしやすくなります。

紙の流れ目の見分け方

紙はパルプを一定方向に流しながら製造するために、進行方向に繊維がそろって紙の流れ目が出来ます。流れ目にそって紙はプリンタにセットするようにすべきです。ロール状で製品化された紙は、そのままの状態で使えば良いので、紙の流れ目は気にする必要はありません。問題はA4などの長方形の紙で目がわかりにくい場合です。

まず折ったときには流れ目に沿った方が折れやすく、流れ目と交差して折ると折り目がガタガタになります。紙を破いたときも流れ目にそって破ったほうが綺麗に破けます。紙を丸めるにしても、紙の流れ目に沿って丸めると丸めやすいです。一番わかりやすいのは水につけて判断する方法であり、水に濡らしてから乾いたところに置くと、流れ目と平行に紙が沿っていきます。沿っていない面をプリンタに合わせてセットすれば良いです。

紙詰まりは小さな原因で引き起こりやすく、日頃から注意すれば防げます。まずは無理な使い方や間違ったプリンタの使い方はしないように注意しましょう。紙詰まりのみでなく、プリンタを壊す原因にもなります。また紙は湿っていなくシワのない紙を使うようにし、必ずプリンタ用の紙を使いましょう。日頃からの印刷用紙の保管方法も重要です。使う紙にしても厚紙を使うか、新聞紙のような再生紙を使うと紙詰まりを引き起こしやすくなります。紙詰まりが起きたら詰まっている紙を無理矢理取り除くしか方法はないですが、無理に取ると場合によっては壊れることもあるため、注意が必要です。

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