ドラムカートリッジとトナーカートリッジの違い

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コピー機やプリンタを構成している数ある部品のなかでも、中心な役割を担っているのが、ドラムカートリッジとトナーカートリッジです。どちらもコピー機やプリンタにとっては不可欠な部分なのですが、その役割の違いについてはあまり知られていないかもしれません。しかし、役割の違いを明確に理解しておくことで、何かコピー機やプリンタに不具合が出てしまった場合でも、その原因についての理解が深まり、対処しやすくなります。ではそれぞれの違いを整理しておきましょう。

ドラムカートリッジとは

ドラムカートリッジとは、トナーを用紙に写すための部分です。ドラムカートリッジの中には感光体ドラムというローラーが入っており、そこに印刷紙を押し付けることで印字できるようにしています。

このドラムカートリッジは非常に繊細な部品で、使用を重ねるにつれて帯電不良などを引き起こし、印刷面を汚くしてしまう原因になることがあります。また、印刷をしているとどうしてもドラムカートリッジにトナーが残留してしまうのですが、それが除去されないままでいるとその部分の印刷がうまくできなくなり、やはり印字面のクオリティを低くしてしまう可能性があります。

汚れの付着などにも弱く、そうした異常があるとすぐに印刷に影響を与えてしまうため、定期的なメンテナンスで状態を確認、維持しておくことが不可欠です。コピー機やプリンタにはドラムクリーニングという機能もついていますので、少しの異常を感じた時にはクリーニングを行うことで改善されることも多々あります。

トナーカートリッジとは

トナーカートリッジとは、トナーという粉末が入っている部分のことを指します。この粉末が用紙に吹き付けられ文字を印刷できるようになります。トナーは使用するたびに減っていきますので、定期的に交換が必要です。また、あまり長い期間使用しないままでいるとトナー自体の劣化によって印刷面が汚くなってしまう可能性もあります。

トナーはモノクロ印刷であれば一色でいいのですが、カラーになるとブラック、シアン、マゼンタ、イエローの4色を必要としますのでその分トナーカートリッジの数も増えます。トナーカートリッジには純正品とリサイクルトナーの2つの選択肢があります。リサイクルトナーの場合は純正品に比べて圧倒的なほどに安価で交換することができます。とはいえ決して印刷面が粗悪になるわけではありません。

ただし、純正品と比べると若干の色合いの違いや、初期不良が起こる可能性があります。そのためリサイクルトナーを利用する際には予備のトナーも要しておくとよいでしょう。とはいえ、リサイクルトナーには充実した保証がついている場合が多いので安心して使用することができます。

それぞれの役割

コピー機やプリンタの内部にあるドラムカートリッジとトナーカートリッジはそれぞれ内部で組み合わされて初めて印刷が可能になります。ドラムは感光体として、トナーが何を印刷するのかを決めることになりますし、トナーは印刷のいわばインクのような役割を果たすため、印刷の仕上がりに大きな影響を及ぼします。どちらもコピー機やプリンタにとっては不可欠な部品であり、多くの場合、コピー機やプリンタの不調はどちらの部分の不調が関係しているといえます。

一体型カートリッジと分離型カートリッジ

カートリッジには一体型と分離型の2つのタイプがあります。

一体型カートリッジ

一体型というのはトナーカートリッジとドラムカートリッジが一体になっているタイプです。一体になっているので、トナーかドラムのどちらだけが交換の必要がある場合でも、まとめて交換する必要があります。

一体型の方がまとめてコピー機やプリンタの心臓部分を交換できるということもあり、手間がかからないのが最大のメリットでしょう。コスト面では分離型に比べて高額になることがあります。

分離型カートリッジ

分離型のカートリッジはトナーカートリッジとドラムカートリッジがそれぞれ分離しているものを指します。分離しているので、不調があった場合には原因のあるものだけを交換することができます。

そう言った意味では交換も安価で抑えることがメリットと言えるでしょう。しかしその分、問題の原因がどこにあるのかを明確にする必要があるため、調査に時間と手間がかかる場合があります。

リサイクルトナーのドラム

リサイクルトナーを使用する場合は通常価格よりかなり費用を抑えることができます。分離型のカートリッジの場合は不具合のあるものを交換するようになるのですが、一体型のカートリッジの場合には、通常ドラムも交換しつつ、トナーを詰め替えることになります。

コピー機やプリンタには一体型カートリッジを採用しているものと、分離型カートリッジを採用しているものがあります。どちらも交換の際の方法や手間などが異なるため、使用用途やメンテナンスのことなども考えてどちらのタイプのコピー機やプリンタにするかを検討するとよいでしょう。リサイクルトナーの導入を検討する場合にも、どちらのタイプのカートリッジを利用しているかでメンテナンスの方法が変わります。

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